今年挿し木した鉢上げ苗（小苗） 鉢底より約55cn品種：シュトルラーラ (Citrullara)この品種はイタリアのイチジクです。甘味が強くもっちりとした食感の美味しいイチジクです。Ourfigs.com のRoss は、このCitrullara にはイタリア国内ではいくつかの別名があることを指摘し、Piombinese や Corvo の名をあげています。また、FigLife の Videoでは両者がシノニム関係にあることを述べています。いずれにしても、Citrullara と Piombinese はイタリアのNocolo Parrino 氏によって紹介された品種で、出品者も両品種を同氏から入手し現在までにそれぞれの秋果を収穫し、確認しています。ただ、 Piombinese についてはヘチマのような非常に特異な形をした夏果が知られておりますが、Citrullara の夏果の画像についてはまだ明らかにされていません。参考までに鉢植えの Piombinese の秋果の画像もアップしました。なお、最後の画像を除き、全て私個人が撮影したのものですので、当オークション内などでの無断使用は禁じています。
注記：全てのイチジクの木は、大なり小なりモザイク病（FMV)と接触しており、ある程度の感染がある可能性が高いと考えられています。特にこの時期、葉付きの苗木を購入するとその兆候を目にすることが多くなります。今はその兆候が見られなくとも、後に現れてくる場合もあるということです。海外から挿穂を入手して栽培された経験のある方はご存じかと思いますが、それでもイチジクは成長し続けそれなりに結実し、私達を楽しませてくれています。また、Figaholics の Harvey Correia 氏も述べているように、イチジクの愛好者やコレクターの間ではこのモザイク病（FMV)は、重要な問題とは考えておらず、暗黙の内に了承したものとして取引がなされているのが現状です。このことを受け入れられない方は、ここでの入札はご遠慮下さい。