惜しまれながらも2007年に閉窯となった小樽焼のコーヒーカップとソーサー二脚です。小樽焼は、緑玉織部と名付けられた透明感ある青緑色の釉薬を特徴とし、愛されてきました。後継者難から閉窯となったのは残念です。閉窯となってしまったので、市場に流通する量はこれから減っていく希少品です。40年くらい前の物かと思います。ほとんど使用されていません、釉薬の美しさから、実家のサイドボードにずっと飾られていました。使おうとすると怒られた・・・。小樽焼の特徴的な青と緑の発色が良い美品だと思ってます。個人的な思い込みですが、小樽焼の青と緑は小樽が面する日本海の色のイメージです。冬が深い青、で夏に向かって緑色を帯びる。このカップは、そうすると冬から春に向かう頃のイメージです。勝手な妄想ですが、そんな楽しみ方も焼き物にはあるかもしれません。持ち手部分が色の濃い釉薬となっているのも気に入ってました。特に傷など見当たりませんが、あくまでも素人の自宅保管品です。見落としなどあるかもしれません。その点ご理解ご承諾いただける方にお願いします。なお、外箱などは残ってません。