超美品です。見るも無惨な地獄絵図に広がる日本の文化鎌倉から明治初期までの約120点に及ぶマニア垂涎の絵巻「悪いことをすると、死んだあとに地獄に行く」、「閻魔大王に舌を抜かれる」など、小さい頃から親や家族に教えられてきたこの類の昔話は、誰しもが一度は聞いたことがあるはず。この凄惨な世界を、古来から突き詰めた「残酷絵・無惨絵」と呼ばれる絵巻や絵画があるのはご存じだろうか。死後野山に晒され犬などに喰われ朽ち果てる女体、鬼気迫る阿鼻叫喚の地獄の様子、江戸時代実際に行われていた身の毛もよだつ罪人拷問やさらし首など、あらゆる絵巻やかつての絵師、そして幕末の頃撮影された貴重な写真から「残酷絵・無惨絵」を選別し一挙ここにまとめあげたのが、本作だ。収められた絵の出典や分野の解説、作品が生まれた因果を細かく解きながら収録している。目を閉じてしまいたくなるほどの凄惨な世界は、解説を読み解く度に日本人の文化や宗教、人々の営みに結びつき不思議と引き込まれてしまうのに驚くだろう。かつての人々が遺した、奇異の世界が未見の世界を切り開く逸品だ。下川耿史マンガやアニメの資料にどうぞ。鬼滅の刃呪術廻戦陰陽師呪符術師残虐地獄刺青タトゥー漫画生首打首貼り付け拷問日本画