本書は戦艦大和を始め、日本海軍の軍艦の多くを設計・建艦した海軍技術中将の庭田尚三述「建艦秘話」（船舶技術協会，1965年刊、Ｂ5版、141頁、）の初版です。現在では入手困難な稀書です。庭田は大正4年、東大造船工学科を卒業、海軍に海軍造船中技士で入り、昭和17年に同中将となり、約30年間にわたって巡洋艦、航空母艦、戦艦、駆逐艦、潜水艦、特務艦などの数多くの建造に携わってきた。（添付写真に目次を撮影しているのでご覧ください）。 コンディションは70年前の古書のため、表紙 に経年劣化によるヒヤケ、ヨゴレ、イタミが一部にあり、背表紙下部に1センチの破損あり、本体の天、小口、地の部分もヒヤケがありますが、本文内の書き込み、線引き、頁折りはありません。70年前の古書にしてはきれいな状態といえます。よってコンディションは「良い」と判断いたしました。