長野の名工、石井栄氏の手で作られた10弦のクラシックギターです。 石井栄氏のギターは通常モデルで定価50〜60万円であり、さらに10弦ギターは滅多に見かけませんので、希少だと思われます。 以下にわかる範囲で材質を記載しておきます。 表板　松 裏、側板　ローズウッド 指板　エボニー 現在はバロック式のチューニングですが、イエペス式など副弦を様々なチューニングに変えることで全く違った音色を出せるのが10弦ギターの特徴です。 また、普通のギターと比べ、ネックが太く重いのでその分音色も荘厳な密度の高い出音です。音も大きく弾いているとその音の広がりに心を揺さぶられるような気分になります。バロック音楽を演奏するのに最適だと思います。 ネックはストレートだと思われます。弦高も標準的な高さです。 表板の塗装がかなり薄いので、光を当ててよく見るといわゆるウェザーチェックが見られます。目立つ打痕等はありません。 側板の演奏時に足に当たる部分に掠れ傷があります。 年代を考えるとかなり綺麗な状態だと思います。 写真のハードケースが付属します。 品ですので、ご理解のある方のみご検討ください。